カメラのアクセサリ?グッズ?として、クロスフィルターというものがあります。
クロスフィルターとは、光学ガラスの表面に細かい格子状の溝を刻んだフィルターの一種で、点光源などの光を入射させると数本の光条が発生するというもの。
で、このクロスフィルターを使用するとどんな写真が撮れるのかというと、
こんな写真とか、
こんな写真が撮れるわけですね。はい。
で、この「光条」という光の線なんですけど、クロスフィルターを使用しないと発生しないものなのだと、僕はずっと信じて疑わなかったわけです。しかし、実はそうではなくて、フィルターなんか使用しなくても通常のレンズのみで光条を発生させることができるんですね。
そのことに気づいたきっかけは、東京タワーの作例を色々と検索していたときに見つけた、以下のブログでした。
ある記事より引用。
しかし、④と⑤⑥の比較で、「照明の光芒については、同絞りでも光量が多いほど長く描写される」というのが、良く判ります。
(機種依存文字が含まれていてどうもすみませんが)このあたりを読んで、「絞ると光条が煌く?」と気づかされたわけです(こちらの記事では「光芒」と記されています)。
というわけで、実際にチャレンジしてみました。そして撮影したのが以下の写真です。
Canon EOS Kiss X2 + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/シャッタースピード(露出時間): 20秒、絞り: F29 で撮影
この時の東京タワーの照明は「ランドマークライト」で、全体的に明るく残念ながら光条は伸びませんでしたが、その手前の公園の街頭から綺麗に光条が伸びています。線が6本なのは、使用したレンズの絞り羽根が6枚だからですね。これに対して、まったく同じ場所から同じカメラ、同じレンズ、ただし絞り開放気味で撮ったのが以下の写真。
Canon EOS Kiss X2 + EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/シャッタースピード(露出時間): 0.3秒、絞り: F4.5 で撮影
見事に光条のかけらもありません。そしてまったく印象の異なる写真になってしまいますね。
もちろん、絞って撮るには十分な光量を得られる明るいところならば良いのですが、夜景などを撮るには、シャッターを長時間開けないといけないので三脚が必須になります。その点、クロスフィルターを使用した方が手軽に光条を発生させられるし、光条の本数なんかもコントロールできるので便利です。ただ、そういうものに頼らなくても、ちょっとした工夫でこんな写真が撮れるんだなぁと、ちょっと感動した次第です。
おまけ。お借りしている広角レンズで絞って撮影してみました。
Canon EOS Kiss X2 + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
HDR 加工していますが、発生する光条がそもそもこんな形です。綺麗とは言いませんが、ちょっと面白い形になりますね。
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