いや、「そんなの当たり前じゃん」とか言わないでください。知らなかったんですから。
三脚を購入して、初めて撮影しに行ったのが東京タワーでした。夜景の撮り方を事前に Web で調べたところ、長時間露光が綺麗で良いというとのこと。なので絞りを絞って、なるべくシャッターを長く開ける方向で撮影していたんです。しかしどうもピリッとしない。試しに絞りを開放して撮影してみたところ、どうにもそちらの方がくっきりと写っているように見える。長時間シャッター開けた方が綺麗というのはデマだったかと、その日は絞りを開けて撮影しました。
また、ある風の強い日、長時間露光時に大きく被写体がぶれて写ったことがありました。確かにその時のそれは風の影響で三脚が大きく揺れたからだったのですが、このことによって、これまでのすべてのことが僕の中でピーンと1本に繋がりました。「そうか、これまで長時間露光時に被写体がぶれる・不鮮明に写るのは、すべては軽い三脚(僕が使っているのはSLIK450G-7)を使用しているが為にカメラが実際に揺れてしまっているからなんだ」と。まぁ、すっかり勘違いだったわけですけどね、今思えば。
なものですから、長時間露光時には多少被写体が不鮮明に写ったとしても、それは仕方のないことなんだ、という考えというか諦めに近い気持ちが、僕の中で支配的になっていました。そして、もっと大きくてどっしりした三脚が欲しいな、そうじゃなければまともに夜景を撮影できないな、とも。
ところがそれが大きな勘違いであったことに、ある日なんとなく、偶然気づいたんですね。その日も東京タワーの撮影をしていました。光条を撮りたくて、長時間露光していたんです。ふと突然、手ぶれ補正のことが頭に浮かんだんですね。「あ、これってもしかしてオフにしないといけないんじゃね?」と。三脚で固定しているんだから、手ぶれ補正なんて必要ないよなぁと。それは本当に、突然の閃きでありました。
そして手ぶれ補正をオフにしたところ、これまでのことが嘘のように、長時間露光しても被写体がくっきりはっきりと写るようになったのでした。
どうもこれ、取扱説明書などにもしっかりと書かれているようですね。まぁ、当たり前ですけど。せっかく三脚使ってカメラを固定しているのに、手ぶれ補正機能が誤作動して像をブレさせてしまう、ということのよう。実は僕、未だにカメラ及びレンズの取扱説明書を一度も開いたことがありません。何も知らないところから、ネットや何やらでちょっとずつ調べながら色々と撮影してみています。もちろん説明書読んで、当たり前の知識を得てからの方が覚える・上手くなるスピードは速いのでしょうが、なんとなく、これも良いかなと思っています。スローに、じっくり。その方が、よりたくさんのことに気づくことができて、今回のような喜びをたくさん得ることができますから。別にプロのカメラマンになろうってんじゃなくて、趣味として長く楽しみたいだけですからね。
最後に、気付く前の写真と気付いた後の写真を比較。まずは気付く前(手ぶれ補正オン)。
Canon EOS Kiss X2 + EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS / Exposure: 0.4 sec (2/5) / Aperture: f/3.5 / Focal Length: 18 mm / ISO Speed: 800 / 三脚使用 / 手ぶれ補正オン
そして気付いた後(手ぶれ補正オフ)。
Canon EOS Kiss X2 + EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS / Exposure: 30 / Aperture: f/14.0 / Focal Length: 18 mm / ISO Speed: 100 / 三脚使用 / 手ぶれ補正オフ
このサイズだといまいち分かりにくいと思いますので、クローズアップ。
左が気付く前、右が気付いた後です。全然違いますね。ISO 感度の違いはありますけど、それにしても、シャッターを0.4秒しか開けなかった場合より30秒開けっ放しの方が鮮明に写っているわけですから、手ぶれ補正オフ/長時間露光の威力が分かって頂けると思います。
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