プリキュアシリーズにみる「友情」「努力」「勝利」

この間の日曜日、長男と長女を連れて「映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の大集合!」を鑑賞してきました。かみさんは体調がよろしくないということで、次男と留守番。長男は「映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」の方を希望していたのですが、過去にもプリキュアの映画を長女にせがまれつつ逃してきたので、こちらを優先しました。

で、泣いてしまいました。プリキュアの映画で、子供ではなく、僕が。それも号泣です。

なんかもう初っ端、現在放映中の「フレッシュプリキュア」の主人公の女の子と、前シリーズ「プリキュア5」の主人公の女の子が街でばったり出会うんですけど、そこでいきなりウルっときてしまいました。歳とって最近とみに涙もろくなったのは感じていたんですが、まさかそんなところで泣くことになるとは。

この映画、これまでテレビで放映されてきたプリキュアシリーズの計6作品(ふたりはプリキュア同マックスハート同スプラッシュスターYes!プリキュア5同GoGo!フレッシュプリキュア!)に登場する主人公14人(キュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナス、キュアブルーム、キュアイーグレット、キュアドリーム、キュアルージュ、キュアレモネード、キュアミント、キュアアクア、ミルキーローズ、キュアピーチ、キュアベリー、キュアパイン)がすべて登場するというのが売りです。思ったんですがこの手法って、例えばウルトラマンや仮面ライダーで良く見られる手法ですよね。後発のシリーズで主人公がピンチになると、過去のシリーズの主人公が登場して一緒に敵をやっつけるという。子どもごころに、ウルトラ兄弟の深い絆や、ライダーの熱い友情に驚喜し、感動したものです。それと同じ熱いものを、この映画から感じ取ったのでした。

初っ端で泣かされた後も映画は続き、続々とプリキュア達が登場し、お互いの世界をクロスオーバーさせつつ、最後には一同に介し大いなる悪を打ち負かします。映画のラストでは、まさに号泣してしまいました。おそらくあの映画館で泣いていたのは僕だけだったと思います。どうせ知らない人たちばかりだから良いだろうと、後半はもう諦めて涙をこらえるのをやめたんですが、映画が終わって長男の友達家族を発見したときはちょっとびっくりしました。

観終わってみて子どもたちと食事をしながら、女の子向けの番組にどうしてここまではまるのかと考えていたんですが、あることに気がつきました。プリキュアシリーズには週刊少年ジャンプでおなじみ、「友情」「努力」「勝利」の3大原則が見事に当てはまるんです。

「友情」=初代「ふたりはプリキュア」は、キュアブラックとキュアホワイト、なぎさとほのかの友情の物語でした。同じ学校に通うけれど、話したことのない、かたやスポーツ万能、かたや成績優秀の性格も正反対な二人が、悪との戦いを通してお互いを少しずつ理解し合い、徐々に接近し、友情を深め、最後には親友となって行く姿が描かれています。その後のシリーズにおいても、メンバーの友情を描くという基本路線は変わっていません。

「努力」=プリキュア達は、必ず危機に陥ります。それまでとは違う強力な敵の出現に、一度は完膚なきまでに叩きのめされます。しかしそのどん底から立ち上がることによって、新しい力を得、一度は負けた相手に今度は打ち勝ちます。男の子向けの番組のように泥臭い修行のシーンとか、特訓のシーンとかは描かれないのですが、諦めずに悪に立ち向かうという「努力」が描かれています。

「勝利」=最後は必ず勝つ訳です。当然のように。

女の子向けの番組で、過去こういったものってありましたかね?どちらかというと「恋愛」色の強い番組が多かったように思います。現在放映されているほかの番組もそうです。プリキュアでも「恋愛」も一応描かれますが、非常にライトで、おまけ的な意味合いが強いです(フレッシュ、はどうも恋愛色が強そうですが)。

以上から、プリキュアって男の子向けのヒーロー番組に非常に近いなぁ、と思った次第です。それならば、僕が観て「面白い」と思ってしまうのも納得。特にやはり、初代「二人はプリキュア」が面白かったなぁ。初代のオープニングが大好きなんですよ僕。あの、建築中のビルの鉄骨に着地した後、二人そろって「きっ」と顔を上げる瞬間が鳥肌もの。


45秒のあたり。

今回の映画のオープニングや本編中でも、このオープニングをオマージュにしたシーンがちりばめてあって、それも感動した一因でしたねぇ。

いや、オープニングだけ見ても理解してもらえないのは承知の上です...(苦笑。ぜひ本編を見て欲しいなぁ。


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