キヤノン EOS 7D レビュー、雑感

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

Canon EOS 7D with EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USM

さてと、月初に 7D を入手してからもう3週間が経過しました。そろそろこれまで使用してきての感想なんぞを述べてみてもいいんじゃないかと思いましたので、書き記しておきます。いや3週間ていくらなんでも引っ張りすぎだろう、という突っ込みは受け付けません。まぁ確かに引っ張りすぎだよねうんうん。

最初に述べておくと、ただ一つ残念なのが一部で大騒ぎになっている高速連写時の残像問題。キヤノンからの正式発表はまだないので、詳細については例えばこの辺りを見て頂きたいと思います(キヤノンから正式に発表がありました→キヤノン:サポート|デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」をご使用のお客さまへ)。複数のユーザーから「ファームアップで対応する予定」とのキヤノンからの返答が報告されていますので、返品修理等の事態にはならないかもしれません。また、あまり高速連写を多用しない僕の撮影スタイルや、極端に画像処理を施さないと残像が現れないケースがほとんどとのことなので、僕が実害を被ることはほぼ無いと思います。それにしたって、一大決心して大金はたいて買った、お気に入りのカメラにケチがついているというのはなんとも悲しい気分です。キヤノンさんには一日も早く、一刻も早く対応されることを切に願う次第です。

と不満を最初に述べておいたところで、後は褒めまくるつもりですが、とにかくこの 7D、「ホントに買って良かったなー」と思っています。

Canon EOS 7D

一番の懸念であった重さとサイズですけど、毎日持ち歩いても全く苦になりません。セットレンズの EF-S 15-85mm が優秀で、普段はこれを付けっ放し、他のレンズを持ち歩かなくなったというのも有ります。トータルでは以前より荷物が軽くなっているでしょう。また、撮影時にストラップを手首に巻き、片手で 7D を掴んでぶらぶら歩いていても、なんの問題も有りません。逆にこれくらいの重量があった方が、カメラを持っているという実感があり心地よいですね。15-85 との重量バランスが良いというのもあるでしょう。カメラを被写体に向け構えた時も、ずしっとした手ごたえが、構図をびしっときめさせます。もちろんこの辺りは、撮影者の腕力や手の大きさにもよるのでしょうけど、少なくとも僕にとってはこれくらいの重量が丁度良いようです。

どうやら 7D 最大の武器であろう連写機能については実は僕はあまり活用していません。ならばどうして 7D を買ったのかと言われそうですが、僕にとっての 7D の最大の長所は、そのファインダーにあります。視野率約 100% で、広く明るく、ピントの山の掴みやすいファインダー。このファインダーのおかげで、マニュアルフォーカスでの撮影が現実的になりました。X2 ではほとんどマニュアルフォーカスなんてしたことなかったんですけど、7D ではふと気になった時にスッとマニュアルに切り替えています。思えば、X2 のファインダーではピントの山なんて全然見えていなくて、「ふと気になる」ということもなかったんですね。これと併せて、背面の液晶画面が明るく見やすくなったことも大きいです。ファインダーで確認して撮影、液晶でも拡大して再度確認することで、以前は頻発していた「帰宅して PC に取り込んでみたらピンボケで残念」ということがほぼ皆無となりました。もちろんそこには、7D の AF 性能の向上も貢献しているのでしょうけどね。

----- 追記ここから -----
他所での上級者やカメラ雑誌などのレビューを読むと、「相変わらずキヤノンのファインダーは切れが悪く、ピントの山が掴み難い」という評価を受けているケースが多いですね(こことか)。僕はキヤノンのデジイチしか所有したことが無いので、もしかするとニコンなどと比べると全然駄目なのかもしれませんね。今度機会があれば比較してみたいです。と、その辺も割り引いて読んでください。
----- 追記ここまで -----

Canon EOS 7D

一点書いておくと、視野率約100%はあくまでも「約」100%だということ。これまで撮影してきて、ファインダーで覗いた時には入っていなかったものが、撮影後確認すると写り込んでいる、ということが何度かありました。それはどうも、縦持ちで撮影した場合に発生するようです。まぁ、そもそも「約」100%と言われているのであまり気にしていませんが。

シャッターを切った際の振動が小さいのも良いですね。X2 などより大幅に重量が増えているというのもあるのでしょうが、ミラーバウンド防止機構が強化された効果は顕著に現れていると思います。これにより、小気味よい撮影が可能になっています。

----- 追記ここから -----
しまった、デジタル水準器のことを忘れてました orz 7D にはデジタル水準器が搭載され、撮影時ファインダー内に表示することが出来るようになりました。M-Fn(マニュアルファンクション)ボタンに水準器を設定しておくと、いつでも呼び出すことができます。これがなんというか、非常に安心感があるんですね。X2 の頃にはなかなか水平が出せなくて、何度も撮り直しということがありましたが、7D ではそれが無くなったわけです。そもそもどっしりと重量があるので比較的水平を出し易くなっているんですけど、これがあるおかげで更に安心して撮影することが出来ています。
----- 追記ここまで -----

他にも動画撮影機能の強化だったり高感度撮影の強化だったりがあるわけですけれど、僕が「ホントに買って良かったなー」と思う点は上記のようなポイントです。なんというか、「純粋に写真を撮ることに集中させてくれる」というか、「撮影自体を楽しくさせてくれる」というか、そういう、基礎体力的な部分の向上がとても嬉しいです。もちろん、デジイチとしては X2 しか所有したことの無い僕の意見ですから、その辺は割り引いて読んで欲しいのですけど。7D のおかげで、写真撮影がまた一段楽しくなったことは間違いないと思います。

で、それにはセットで買った EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USM という素晴らしいレンズも大きく貢献しているのですが、このレンズについては次の記事で。

最後にお気に入りの作例をいくつか。

Rainy gate spikes
シャッタースピード 1/160、F5.6、焦点距離 85mm、ISO1250。雨の日、新橋虎ノ門にある金刀比羅宮にて。裏門の忍び返しについた水滴を望遠端で撮影。

Sudden rain
シャッタースピード 1/50、F5.6、焦点距離 85mm、ISO3200。JR新橋駅付近交差点にて、ガードレール(?)についた水滴を、夜のイルミネーションや車のライトをバックに。

Triangular tunnel
シャッタースピード 1/25、F5.6、焦点距離 85mm、ISO1600。JR京浜東北線のつり革です。前々から撮りたいと思っていて、ようやく実行。

Diamond
シャッタースピード 1/6、F4.0、焦点距離 24mm、ISO3200。高感度撮影の強さを証明する一枚かと。

んー、なんか望遠端で F5.6 ばっかりだな。もうちょっと工夫してみよ(苦笑


Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D ボディ EOS7D
キヤノン (2009-10-02)
売り上げランキング: 2681
おすすめ度の平均: 4.5
4 APS-Cならこれ。
5 キヤノンが気合を入れて作りこんだEOS 7D